前回予選落ちしたコンクールで本選に出場できた時の話
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この記事で書いたコンクールの季節が高校2年の秋にもやってきた。
今年は絶対に予選を通過すると誓って。
そこで取り上げた曲はこの曲。
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色々な考え方がありますが、私はコンクールは、人と競って評価を受けるために出場するものだと思います。
それであれば、勝てる曲で挑むことも一つの作戦のはずです。
テクニックの見せ場、歌心の見せ場もそれぞれありつつ派手で聴き映えのする曲と、シンプルでありごまかしの利かないバロックの曲とで並べた時の印象って、、、
でもこれ、審査員はプロですから当然わかっています。
バロックがちゃんと演奏できるのはすごいことなのです。
だから、この曲がちゃんと演奏できて評価されれば本当に実力があるということ。
この曲でコンクールに挑むために、高校2年生の時の修学旅行には行きませんでした。
コンクール前に4日も楽器が吹けないなんてありえない、修学旅行のために積み立てたお金は、レッスン代、ピアニストとの伴奏合わせなどに使いたいと先生や親を説得して。
この選択、今では「修学旅行なんて高校生の時にしか行けないのになぁ・・」と思ったりしますが、この時はそれこそ高校生の時にしか選択できないことを選んだんだと思います。
〇その時にやっていた練習方法のご紹介
1.まずは基本、ゆっくり・正しく・何回も
2.レガートの楽章はフレーズの最初の音でそのフレーズのリズムだけ吹いた(1本の息で吹くイメージを持つため)
3.ピアノ伴奏を、和音だけ自分で弾いてそれをMDに録音し、それに合わせて練習した
あとは、とにかく人前で演奏させてもらった!
クラスメイト、担任の先生、部活の同級生、家族、、etc
トライ&エラーを繰り返しながら本番に挑みました。
本番1週間前に通し練習してる最中にウォーターキーのバネが折れて慌てて楽器屋に飛び込んだりもしました(汗
結果は、予選通過!!!
やった!やったよ!おかぁちゃんおらやったよ!!
しかし、1日に2回本番をやることは未経験。本選で出し切れなかったんだなぁ・・・
入賞は逃すという結果になりました。
しかし審査員はやはりわかってくれた。
「コンクールでこの曲を取り上げる努力を評価したい」
ありがとう。来年は入賞するぞ!!!