トロンボーン夢日記

吹奏楽っ子からの音大受験・音大生・社会人までのリアルな体験記

トロンボーン夢日記 開設

初めまして。

私ユメと申します。

私は某音楽大学トロンボーンで卒業し、現在は音楽とは関係ない会社の会社員です。

音楽大学を卒業したのに音楽とは関係ない仕事を選ぶなんて

 

最初はそれが、負け組感があってすごくいやだった

自分で決めたことだけど・・・

 

でも、会社員生活も気が付けば10年経ち、気が付けば会社員でありながらも毎年いくつかは本番があり、音楽から離れた年はないんです。

プロになることが全てではなく、いろんな続け方がある。

でも、プロの道から外れて音楽と全く関係ない仕事をしてる人が音楽について発信している場所って、意外とない気がしました。

違う道に来た私だから伝えられることがある気がしたんです。

そんな思いをブログに綴ることにしました。

 

ではここで、私ユメの音楽歴を簡単に紹介をさせて頂きます。

 

〇4歳でピアノをはじめる

幼稚園のお友達でピアノを習っている子がおり、その子の演奏をまねして弾いて遊んでいた。それをきっかけに親にお願いをし、以降中学校に上がるまで同じピアノ教室に通い続け、音楽の基礎を作った。 

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〇小学校5年生の時にテューバを始める

「器楽委員会」という、全校集会などで入場や退場の音楽を演奏する委員会活動があり、絶対にやりたい!!!と意気込んだものの、人気の委員会で希望者多数、じゃんけんに負けて入れず・・・

諦められず、他の委員会との掛け持ちをするからと先生に頼み込み、なんとか入れてもらった。

異例の形で入れてもらったので、楽器は何でもいいや~(←ここが小学生ですよね笑)ということで、一番人気がなく、また私の体大きかったこともありテューバを担当することに。

 

〇中学に入学し吹奏楽部に入部

ここで、テューバを続けるか、違う楽器にするかで悩む。

しかも何と迷ったかって、フルートとトロンボーンですよ笑

テューバで伴奏ばっかりだったからメロディー楽器憧れたんでしょうね。)

でも、なんか、自分の体格やキャラ的にフルートじゃない、と本能的に感じたようで、トロンボーンを選ぶことに。

 

〇中学校3年生の時に吹奏楽コンクール全国大会出場。

全国的には全く無名の中学校がいきなり全国大会に!この中学では初であり、中学のある市内でも初めての快挙ということで一躍話題になる。

全国バンドの部長も務めて、しかも学業の成績も学年トップ5入り、この年が人生のピークかというほど素敵な年だった(笑)

努力は裏切らないことを知ったこの時に、音楽の道を志すことを決める。

 

〇高校1年生春から音楽大学進学への準備を始める。

ソルフェージュ、ピアノ、専攻であるトロンボーンのレッスンに通い始める。

当初は、全国バンド出身じゃと胡坐をかき、まだまだ甘ちゃんだったが、初めて挑んだソロのコンクールで予選落ちし、

来年は絶対に本選に出場してやる~~!!!(メラメラ)

これを皮切りにお尻に火が付きトロンボーンのことしかやらなくなる。

 

〇高校2年生~高校時代はソロのコンクールにできるだけ多く出場

とにかく、トロンボーンのことだけを考えてそれを中心に生きていた。

コンクールの前だからと修学旅行にもいかず、年に2,3回はソロのコンクールに出場していた。

そのかいあって高校2年の冬になるころには出場すれば何かしら表彰を受けられるようになり、コンスタントに上位に食い込むことができるようになった。

でもそれと同時に、上達していく面白さよりも、必ず誰かに良い評価をしてもらわなければならないとトロンボーンを吹く意識が変わっていく。

 

〇高校3年生の大スランプ

いよいよ音大受験の年。

しかし、、、そうあれは確か高3の初夏だった、高校から最寄り駅まで歩く途中

「あれ・・私、何のためにトロンボーン吹いてるんだろう・・・」

ついにこの言葉が頭に浮かんでしまった。

その日から、楽器を吹くことへの恐怖が先に立ち大大スランプ。

受験は、何とかこれまでの積み重ねで私立の大学に滑り込むが、芸大は見事一次試験で落ちた。

 

〇大学1年生~2年生

自分としては不本意な受験を終えて入った私立大学。

高校時代は自分一人で自分のペースで練習できていたのに、先輩を立てる縦社会、これまでと違うレッスンのペース、いまだ抜け出せない楽器に対する恐怖、、そして高校時代の入賞歴が無駄なプライドとなり人間関係がうまくいかず、厳しい時代だった。

 

〇大学3年生~4年生

長期休暇を利用して短期で渡米。

この時に日本での自分の置かれた環境がいかに素晴らしいのかに気づかされる。

日本に戻りこれまでの自分の態度を改め、同級生・先輩・後輩との関係を立て直す。

やっと学生らしい学生生活を送るようになった。

大学4年の専攻生によるオーケストラ演奏会では、トロンボーンにソロがある曲で1番奏者として出演もした。

 

大学生時代全般を通して、小~高校生までトロンボーンを教えたり、芸術鑑賞教室のオーケストラの仕事、アンサンブルでの演奏旅行、ショッピングセンターでの練り歩き演奏など・・・教え&演奏の仕事もちょこちょここなしていた。

飛びぬけはしないけれど、箸にも棒にも掛からぬ実力ではなかったと思う。

でも、プロとして歩いていく未来を、想像できなかった・・

 

〇大学卒業後

1年半ほど、音楽教室トロンボーン講師、個人レッスン、ソルフェージュ指導、小・中・高のトロンボーンパートのレッスンをしながら派遣会社の内勤のバイトをして食いつなぐ。

しかし、いつまでもこの生活はできないだろうと就職活動をし、現在の会社へ。

 

〇会社員~現在

会社の始業前にスタジオで練習をしたり、定時ダッシュしてライブ活動をしたりと細々と音楽を続ける日々。

 

このブログは、今吹奏楽部で演奏する学生さん、卒業後の進路に悩む音大生、趣味で楽器を続ける社会人の方、管楽器を演奏される多くの方、主にアマチュアセミプロの方々に私のリアルな体験談を発信していきたいと考えています。

 

音楽大学に進学してみたいが実際はどうなんだろう?

音大に進学したはいいが自分は本当に演奏で食っていくなんてできるんだろうか?音楽以外の道は知らないことばかりだがどうなんだろう?

昔音楽の道を志したものの結局は別の道をきたが、もし音楽の道を進んでいたらどうだったんだろう?

上記のどれでもないけど単純に興味がある etc・・

という方々へ

 

包み隠さずぶっちゃけていきたいと思います。

そんな私の体験がどこかの誰かの役に立てば幸いです。

よろしくお願い致します。