なぜ全日本吹奏楽コンクールに出場できたのかシリーズ ~まとめからの全国大会の話~
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↑前回の記事
ということで、我々は全日本吹奏楽コンクールへの切符を手にしました。
以下に「なぜ全日本吹奏楽コンクールに出場できたのか」についてこれまで書いたことのまとめ&補足をしてみますと
〇個人レベルの基礎力を高める習慣が各生徒の中にあること
〇先輩が後輩の面倒を見る習慣があること
〇木管セクション、金管セクション、打楽器、各セクションごとに中心人物がいて、生徒のみでも練習を進めようという意欲を持っていること
〇生徒に信頼されている指導者が常に近くにいて、安心して練習できる環境があること
〇講師陣が生徒に好かれ尊敬されていること、また講師によって違うことは言わず講師陣の中で連携が取れていること
〇最後は生徒同士のチームワーク、雰囲気、意欲。言わずもがな最高学年(中三)の影響力は非常に大きい。
というところかなぁ・・
3番目に触れた、生徒のみでも練習を進めれられるの件、私も前に出て練習を進めた経験が何度もあります。
その時はこれにもとてもお世話になりました。↓
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のちに音大受験生となるとき、個人でもめっちゃめっちゃほしいと思った!
やっぱり純正律のハーモニーを鳴らしっぱなしにしてリップスラーとかやると最強に調子がよくなります。
高いけどな・・・
アマゾンも載せておこう
さて、全国大会への切符を手にした大会の表彰式での話。
全国大会出場をかけた中学の部は6団体出場しており、我々は演奏順が一番最後、6番目でした。
なので表彰式で結果がわかるのも一番最後です。
6団体出場なので、Gold金賞、銀賞、銅賞は各2団体づつ出ることになっています。
結果が発表されるのが一番最後ということは、前の団体5団体の結果を聞けば我々の結果はわかるということですね。
私は部長なので、表彰式に代表で前に出て、舞台袖で前4団体の結果を聞き終わりました。
残り二団体。
残ってる賞は
なんと
金賞と銅賞!!!!
てことは、
1つ前の中学が銅賞なら、私たちが金賞だ!!
もうマジ心臓口から出る感じだけど、ユメ中学3年生
「やれることは全部やったわっ」
なんて意地張ってドキドキを顔に出さないようにしているうちに1つ前の中学が呼ばれました。
そこはすごく評判の良い中学で、全国大会出場候補とも噂されていた中学です。
結果は・・・
ど、銅賞
え!ええ!?マジで?マジで!?
と驚く間もなく、客席の、我々の中学の部員が固まって座っているほうから
きゃーー!!!!
歓声!歓声早いから!!!笑
ということで無事に我々の中学がGold金賞と表彰され、改めて歓声があがり(笑)
今でも内輪では笑い話の表彰式となりました。
全国大会では、初出場でしたし、芸大の記念受験のようなもので怖いものは何もないので、それはのびのびと楽しんで演奏をしましたよ。
結果は銀賞でした。
コンクールですから当然、人からの評価があります。
当たり前ですが、人はその時の演奏だけを聴いて評価します。
でも、人の評価よりも大切なもの、当時のドラマが、様々な思い出が、今でも演奏を聴くと心によみがえってくるのです。
もう二度と、あのメンバーで、同じ演奏をすることはできないのです。
本当に、一生の宝物だなぁって思う・・・
今吹奏楽部で頑張って活動している学生の皆さんには、結果はどうあれ仲間と一緒に演奏する喜びを、ぜひ体感して頂きたい。
今後の人間としての力にも必ずつながると思います。
ということで、ユメの中学三年間は、部活の中で音楽をやれる喜び、トロンボーンを吹く楽しさを存分に体感しまくった三年間でした。
もっともっと、トロンボーンがうまくなりたい!!!!
そんな思いで、中学三年生の時点で音楽大学への進学を決意しました。
高校に入ったらすぐに音大受験の準備ができるように先生探しをしよう、そして、音楽大学は学費が高いから、私立の高校にはいかず必ず公立高校に入れるように、という思いで高校受験に臨み、第一志望の高校に推薦で進学することができました。
(全国大会出場時の部長という箔もついていたしw)
次回以降は音大受験生編を書きたいと思います。