トロンボーン夢日記

吹奏楽っ子からの音大受験・音大生・社会人までのリアルな体験記

【これから音楽の道を目指すひとへ】音大受験をするために一番最初にやったこと

今回は、私が音楽大学を受験するにあたり、一番最初にやったことを書きたいと思います。

まず、音大受験というと世の中から見たら特殊な分野の大学受験をすることは間違いありません。

 

「そもそも音大受験するには何を勉強すればいいの?」

 

そこからのスタートでした。

もしこれからスタートラインに立とうとしている人がいれば、ぜひこの記事が役に立てばと思います。

 

【まず、音大の受験科目ってなんだ?金管楽器の場合は大体こんな感じだ!】

 

①専門に学びたい楽器の演奏(私の場合はトロンボーン

 スケール(音階)と、「受験曲」と呼ばれる大学指定の曲を演奏する。

ソルフェージュ

「新曲視唱」と言われる初見の楽譜を歌う試験と、合わせて「聴音」という聴いた音を楽譜に起こす試験

③ピアノ

こちらもスケールと大学指定の受験曲の中から自分が演奏したい曲を選択する

④楽典

これは、簡単に言えば音楽理論ですね。

⑤学科

大体の音楽大学が国語と英語を課しているようです。

 

大学により多少内容も、当然難易度も違うと思います。

あくまで概要です。

 

で、独学で受験というのは無理だと思う、というか独学で受験しようという人もいないかと思いますので、

まずは各科目の先生探しから始まります。

 

【専攻する楽器の先生探しについて】

一番重要な部分なので長くなりますが是非読んでください。

私の場合は中学が全国バンドということで、何度も指導にきてくれていた講師の方が売れっ子トランぺッターだったので、まずはその方に相談をしました。

まだ受験したい大学が決まっていないなら、大学の先生につくのは早いだろうという判断で、最初はそのトランペッターに紹介頂いたフリーのトロンボーン奏者(以後、A先生とします)に師事をすることになりました。

A先生の下で高校3年間お世話になりましたが、A先生の紹介で、受験したい大学でトロンボーンを教授している先生(以後B先生とします)に高校三年生の受験間近の時期からレッスンをして頂きました。

これが、すごくめっちゃ本当に大事です。

私が学んだ音大には当時トロンボーンを教授してくださる先生はお二人いましたが、大学受験の前に大学の先生に習っていないとどの先生の門下生になるのかわからないのです(!)

大学に入る前に大学に入学後も習いたい先生のレッスンに通っていれば、よほどのことがない限りその先生の門下に入ることができると思います。

逆にいうと、その先生が教えてない大学を受験するということは、ご法度とされています。(でも芸大は別だと思うのでその辺りは先生に正直に相談すること)

ということで、私は高校三年の秋からB先生にもお世話になりつつ受験し、そのまま大学を卒業するまでお世話になりました。

 

これってつまりさ

習いたい先生がいる大学が受験する大学ってことだよね。

 

これ、私の反省なのですが、もっと自分でも、どの大学にどんな先生がいて、その先生はどのオーケストラで演奏してて、どんな演奏をするのかを聴いて、自分はこの人に習いたいと思うのか、見て聴いて考えるべきでした。

単純に、A先生に頼りっぱなしだったんですね。

もちろんB先生は素晴らしいトロンボーン奏者で、大変お世話になりました。

今考えても、当時ならB先生に習うのが一番良い道だったと思います。

 

ただ、今は私が受験した時代より、YouTubeなどでも演奏が聴けちゃうし、欲すれば情報はどこにいたって得られます。

私の頃より大学の先生も入れ替わり若返っている、その分選択肢も多いと思います。

難しいことだけど、受験を考える人は是非、自分でもしっかりリサーチをするべきです。

 

ソルフェージュ&ピアノの先生探し】

中学の音楽の先生が、専任ではなく講師として教えに来ていた方で、自宅でも個人でピアノやソルフェージュのレッスンをしているということで、この先生にソルフェージュとピアノを高校3年間指導して頂きました。

ピアノの先生にソルフェージュもお世話になったというパターン、管楽器の受験生はとても多いパターンではないかなと思います。

 

【楽典について】

最初のとっかかりだけ、上記のソルフェージュの先生に教えてもらいながら進めましたが、楽典は教科書1冊読んだらあとは問題集をやりまくるほうが早いので、自分で勉強は進められると思います。

 

【学科】

はい、これが一番最後に来る理由は、ずばり難易度が低い!!

高校がそこそこの進学校だったので、舐めてかかって恥ずかしいくらい時間を割きませんでした。

しかし、東京芸術大学を受験する場合は別です。

国立大学ですから、センター試験があります。ある程度の準備は必要でしょう。

(とか言ってる私も芸大受験したんですが、本当にお恥ずかしいほど学科の点数は低かったです、ハイ)

 

私は普通高校からの音大受験でしたので、まずは先生探しからせざるを得ませんでしたが、親御さんの協力があるなら、すでに先生がそろっている音楽系の高校に行くのもよい手段だと思います。

 

とにもかくにも音大受験で一番重要なのは、

実技でしっかりと力をつけることです。

そのために高校3年間かけて私がやったこと、使った教材なども含めて、今後記事をアップしていきたいと思います。