初めてのソルフェージュ その3
前々回、前回に引き続きソルフェージュ編です。
今日はピアノについて取り上げます。
ピアノについては、ソルフェージュとは別で、純粋にピアノの曲を弾く試験があるのでソルフェージュのカテゴリーの中で紹介するのは違うかもしれません。
しかし管打楽器の学生はそんなに高いピアノの演奏能力は求められませんし、鍵盤楽器を、音程感や和声感を鍛えるためのツールと考えるほうが現実的だと思いますので、あえてソルフェージュの一環として書きたいと思います。
〇ハノン
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絶対これですよ、ハノン
入試で絶対に音階はやるし、何より調性感っていうものが音楽をやる上では絶対に持っていたい感覚です。
指が回るのも大切ですが、全調、特にカデンツを弾けるといいです。
和音が頭に鳴るようになります。
頭に音が鳴るって、何の専攻でも本当に大切な力だと思います。
だから、絶対やって!!!
〇ピアノを使った私独自の練習法
1.階名で全調の音階をピアノを弾きながら歌う(1オクターブでいいです)
2.分散和音で同様に歌う(例:ドミソミド、レファラファレ、ミソシソミ、ファラドラファ・・・)
新曲視唱の試験は、階名で歌うのですが、意外と階名を言い間違えたりしませんか?
(その時点で私は絶対音感の持ち主ではない)
音程と音名が合致してないっていうことになるのかなぁ。
でもこの練習をするとぐっと音が聞こえやすくなる。
〇ソルフェージュのまとめ
全てが繋がっています。ソルフェージュ能力が上がると当然トロンボーンにもすごく良い影響があった。
譜読みが早くなる、暗譜が得意になる、トロンボーンを吹いている時に和音が頭になる・・そうなると演奏が楽にできるようになってくる。
ソルフェージュとはつまり、頭に音を鳴らせるようになるための訓練なのです。
だから絶対、ソルフェージュ能力は高い方がいい。
受験生の皆さん、逃げずに頑張ろう!!